レザーウエアーやカシミヤ製品のしつけ糸について

東京レザー店(臨時)クリアランスセールが昨日から開催しております。

今シーズン最後の東京開催となります。

天気もいいので、是非ご来店になってお買い物帰りに人気スポット「ダガヤサンドウ」でのお散歩&ランチを楽しんでみては如何でしょう。

残り3日間、皆様のご来店をお待ちしております。

いきなり話が変わりますが、先日お客様より「ポケットが縫われて使えないのですが」とのご質問をいただきました。

そうなんです。商品によりましては、胸ポケットやフロントポケットを糸で縫い付けている商品がございます。(主にレザージャケットやカシミヤ製品)

結論から申し上げますと、こちらは「しつけ糸」でございますので、糸を切っていただければポケットはご使用いただけます。

じゃあなぜこの様な糸を縫い付けているのかと申しますと、型崩れの防止のために縫い付けておりますので、基本はご購入後にご本人様に切っていただくことになります。

しつけ糸は、よくオーダーメードのスーツやブランド品などでも見られますが、販売時の型崩れ防止はもちろん、最近ではポケットに物を入れたり手を突っ込んだりすることで生地が伸びるのを嫌がるお客様も多くいらっしゃいます。

ニチワレリュームでも、柔らかいラム革やカシミヤ生地などはこの様な型崩れが起きやすく、以前お客様から「何故しつけ糸を付けていないのか」とのお声を頂戴しておりましたので、数年前から一部製品にしつけ処理をおこなっております。

ご購入後に、「ん、手が入らない」と思われたお客様へは、販売時にきちんとしたご説明が出来ておらず申し訳ございませんでした。

私共スタッフも店舗ではご説明するように注意しておりますが、どうしても混雑時や通販ご購入のお客様には説明ができない事もございました。

今回のお客様のご意見を参考に、店舗での説明、通販用の商品説明書にも付け加える様にしていきたいと思います。

切ったらいいのか?そのままがいいのか?

悩まれるお客様もいらっしゃるかとおもいますが、コートのポケットなどのしつけは基本切ってご使用いただいて問題ないと思います。

ただ、レザージャケットやカシミヤジャケットといったジャケット製品に関しましては、なるべくポケットに物を入れない様にして、しつけ糸そのままの状態の方がきれいなシルエットを保つことが出来ますので、そのままがお勧めです。

製品をどの様に使われるかによっても変わって来ますので、基本的には切る切らないは自由です。

でも、後ろのベントに縫い付けてある、バッテン型のしつけ糸や、カシミヤコートなどの袖についているラベルなどは、そのまま使う物ではございませんので、必ず取り外してお使いください。

今回はしつけ糸についてのお話しでした。

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