中国製革ジャンの縫製クオリティや革質について

ただ今上海の高速道路。
移動中の車中で投稿しております。

先週末のソウルから帰ったばかりですが、今日からは1泊2日で上海への弾丸出張。

ニチワ時代からお付き合いのある国内の生地メーカーさんからお声が掛かって今年で2回目。

ソウル出張数日前に一緒に今年も行かないかとお誘いを受け、急遽チケット確保してやってまいりました。

中国の訪問工場は1カ所のみ。昨年は2日3日で時間的余裕もあり、外灘や豫園の観光地にも足を運びましたが、今年は時間的に余裕がなく仕事のみで帰国になります。

中国の工場は旧ニチワ時代から利用しておりましたが、韓国に比べると、どうしても縫製技術が劣る理由から近年は生産しておりませんでした。

そんな時に中国でいい工場があるからと去年同行させて頂いたのですが、確かに訪問した工場は革も縫製技術も中国ではトップクラス。

中国政府から、製品クオリティが優良な企業100社に選ばれた工場で、中国内の皮革工場のなかでは一番と認められている程。

昨年メンズで3スタイルほど生産しましたが、どの製品も革の風合いや縫製が良く、お客様からも大変ご好評いただいきました。

旧ニチワ時代無含めて中国へは大連、北京、青島、上海、杭州、それ以外にも各地方都市にも行きましたが、昔は本当に苦労の連続。

せっかくイタリアから革を輸入しても縫製によるトラブルだったり、計画停電やストライキで縫製作業がストップしたりと当時はトラブルだらけ。

とはいえ今や中国は発展国。
賃金や工賃の上昇に伴い、当然技術や質もレベルアップ。

安く作る工場は、皆東南アジアやパキスタン、インド等に移動していきました。

時代の変化と共にすっかり変貌した中国の革質と縫製技術。

工場までは片道2時間半掛かりますが、写真のGジャンだけではなく、どれも縫製や革質のクオリティが高く、遠くまで足を運んだ甲斐がありました。

来期の新たなコレクションとして、4~5スタイルは生産を予定していますので、是非、秋の新作レザーを楽しみにしていてください。

急な弾丸出張で今週も革の事をあまり書けませんでしたが、現在開催中のニチワレリューム「春レザーフェアー」も今日を入れて残り6日間。

革ジャンレザージャケットはもちろん、ライダース系もまだまだ着れる季節ですので、是非ご検討下さい。

コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)