革(レザー)の豆知識

革ジャン 手入さえすれば一生モノって本当か?

「革は一生モノ」これよく聞く言葉です。

何をもって一生モノなのか。

手入れさえすれば、革製品はずっと着ていられるとお考えの方、高い商品だから長持するのが当たり前だと思われる方、いろいろな考えがあるかと思います。

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レザージャケットだけじゃない、ムラ革は革ジャンでも人気

近頃お客様よりサイズのご相談を多くいただきます。

LサイズがいいのかLLサイズがいいのか、試着が出来ないネット購入では迷いがちなこの問題。

ニチワレリュームのレザーカタログにもサイズの選び方を記載してますが、あくまでも目安ですので分からない部分があるかと思います。

本来なら目安という曖昧表記ではなく、ピンポイントで適正サイズをお伝えしたいのですが、中に着ることを考え大き目革ジャンをチョイスする方、見た目重視でタイトなレザージャケットを好まれる方と、お客様それぞれでも着方の好みが分かれますので、どうしても目安でのご案内になってしまいます。

ただ、ご質問いただいた時にどちらがいいかと聞かれた時は、革ジャン、ライダース、レザージャケットなどのショートタイプはタイトフィット。
コートなどの防寒系は、中に着ることを考えて少しゆとり身をおすすめします。
ただしレザーダウンジャケットやムートンなどは外出時一枚あれば十分な温かさなので、タイトフィットをおすすめしています。

特にレザーダウンジャケットは、身体にフィットさせることで保温力が増すのでピッタリ目がいいのですが、その分どうしても窮屈感は否めません。

もちろんタイトなものをタイトに着なければいけな訳でもありません。
基本はお好みでお選びいただくのが一番。

それでもネット通販でのサイズ選びに悩まれる場合、これも目安になっちゃいますが、ご自身がお持ちのジャケットやコートの胸囲を測ってみては如何でしょう。

ニチワレリュームのカタログに記載されている胸囲は、前のファスナーやボタンを留めた状態で平らな場所に置いて採寸しております。

ですので、ご自身がお持ちのアウターも同じように平置きにし、写真のようにわきの下からわきの下までの直線を測った倍の数字とカタログ表記の数字を見比べれば、自分に合ったサイズが分かります。

例えば写真のレザージャケットは胸囲108㎝のLLサイズですが、直線の長さは54㎝になります。

このように、測ってみてからお持ちのアウターとカタログ胸囲の近いサイズをお選びいただくのがよろしいかと思います。

ネットでのご購入に迷ったら、是非一度トライしてみて下さい。

それでも悩んだ時はお気軽に電話相談してくださいね。

 

外では干さないで!レザージャケットの日焼け注意。

6月の健康診断の結果を反省し、事務所最寄より3駅手前で下車して毎朝4キロの徒歩出勤。

初めた頃は正直毎日面倒だな~と思っておりましたが、4カ月が経ち慣れと近頃の気候のおかげか、当初に比べるとだいぶ歩くのが快適になってきました。

快適になると少し欲が出るのか、最近はわざと遠回りをしていろんなルートを試しながら、いろんな景色やお店を見たりしながら歩いています。

そんな徒歩出勤中の事、とある家の軒先に一着のレザージャケットが吊るされていました。

それを見た途端、心の中で「やめてくれ~」と思いながら、勝手によそ様の持ち物に触る訳にもいかないのでその場をスルー。

おそらくですが、そろそろ着ようとタンスの中から出したレザージャケットを天日干しされていたのでしょうが、これは絶対にNG。

以前当ブログでも書きましたが、革製品は高温染色をすれば日焼けしにくくなりますが、その反面固くなってしまうのでウエア用は多少温度を下げて染色します。

その分、温度を下げることで柔らかさはキープできますが、カバンや靴に比べて日焼けや色落ちがしやすい製品になります。

ですので天日干しははもちろん、蛍光灯の下に何日も置いたりも基本はNGです。
タンスからだしたら風通しのいい場所での陰干し。これが一番です。

特に日焼けや色落ちがしやすい起毛革(ヌバック、スエード、ムートン)には気を付けましょう。

起毛革といえば、今年の新作ヌバックレザージャケットをご紹介します。(ちょっと強引ですね。)

実は昨年大ヒットしたヌバックのレザージャケットがありました。
その商品は「1310037ゴートヌバックジャケット

ネービーカラーとキャメルカラー、どちらも同じくらいの人気でしたが、ネービーの革が少ししか確保が出来なかったので即完売となったしまったレザージャケット。

今年はキャメル一色のみ追加生産したのですが、ネービーのご要望も多いこともあり、今年はマイナーチェンジして作ってみました。

人気のスタンド衿に細見え効果を狙ってスタイリッシュなパターンで仕上げた「1310027ヌバックゴートスタンド

今回も前作同様、裏地の両サイドを柄にしてみたりパイピングを配色にして見たりと細部にもこだわりが。

更には第一ボタンに金具フックを使ってみたりと、ますます都会的で大人なデザインに仕上がったレザージャケットです。

色はご要望の多かったネービーと人気色のボルドー。

もう、これだけでどちらの色にするか迷っちゃいますね。

既に先行販売の段階から人気ですが、今のところ5:5の割合でどちらも人気です。

光沢を抑えたマットな仕上げのヌバックレザージャケット。

ニチワレリューム一押しアイテムです。

革の表面が白い これってカビ?

4週間前のブログを閲覧下さったお客様から、タイトルそのまんまのご質問をいただきました。

ブログを読んで、陰干ししようとクローゼットから革ジャンを出したら、表面がすでに白かったらしく、ニチワ製品ではないけど対処方を教えて下さいと。

えっ、ニチワレリュームの商品じゃないの?
な~んて。

全然オッケーです。

レザーのご質問でしたら他社製品だろうが関係ありません。
メールでもお電話でも革のことでしたらニチワレリュームまでご質問ください。

今回のご質問は写真をメールして下さったので、まずは送っていただいた革ジャンの写真を確認。

その後、お客様にあるテストをおこなっていただきました結果、革の表面に付着した白い物体はカビではなく、スピューという革独特の油が浮き出たものでした。

「スピュー?」

急に言われても分からないですよね。

スピューとは大きく分けてファットスピューとソルトスピューがあります。

革は鞣しの段階で素材その物が腐らない様、一度皮に含まれる動物の脂肪分を全て抜き出します。
脂肪を取り除くと皮がカサつきますので、その後、脂肪の代わりに加脂剤という人工油を含ませます。

ところが鞣し後、完全に除去できなかった脂肪や代わりに加えた加脂剤が毛穴を通して革の表面に白く浮き出てくることがあります。

これがいわゆる「ファットスピュー」です。

そして動物の革を鞣し工場に移動する時に、皮が腐らない様に原皮を塩漬けにしてから運びます。
塩は皮を鞣す前に全て洗い落とすのですが、完全に落とし切れない塩が製品になってから表面に浮き出てq白くなる事があります。
これが「ソルトスピュー」です。

ソルトスピューは完全に落とさずに鞣した革ですので革としては不良品になります。

しかしファットスピューは個体差のある動物の革ゆえ、製品によってはどうしても浮き出てくる物が存在します。

革のカバンや革財布などでは、新品時にこの表面浮いた脂も特徴にして販売する物もありますが、レザーウェアではなかなかそうはいきません。

ただ、カビと違ってスピューは乾いたタオルで乾拭きをすれば取り除けますので心配する必要はありません。

今回ご質問いただいたお客様の革ジャンが、テスト結果でスピューと判明したと書きましたが、スピューかどうかの見分け方として、ドライヤーなどで熱風を吹き付けつける方法があります。

こうする事で、表面の白い物が熱風で溶けたらファットスピューだという事が分かります。

例をあげるなら、冷めたすき焼きや豚角煮の表面に固まった白い脂が、温め直すことで溶けるのと同じといったらいいのでしょうか。

ですので、ファットスピューでしたら温めた瞬間にタオルで拭き取れば問題ありません。

ただし表面を拭き取ったとしても、繊維の内側に残っている脂が再度浮き出てくる事もありますので、カビ同様に根気が必要なケースもあります。

また至近距離で熱風を長時間当てますと、革事態にダメージを与える危険性もありますので、当てる時は20~30㎝程度離して、なるべく短時間で処理するように心がけてください。

それでも取れない場合はカビの可能性も考えられます。

今回ご質問の方はファットスピューでしたのでドライヤーの熱風で解決ができました。

皆さんもレザーウェアをクロゼットから出した時に「あれっ?カビか」と思ったら、一度試してみては如何でしょう。

梅雨時期は要注意! レザーのカビ予防

6月と9月頃にお問い合わせが多いのがレザーウエアのカビのご相談。

特に梅雨時期に集中するのがレザーのカビ予防について。

一年の中でも梅雨の季節はレザーウエアの保管に一番気を使わなければいけない時期。

クローゼットにしまったレザーが湿気を吸い込み、ほおっておくとカビの原因に。

そしてクローゼットから出したレザーウエアにカビが付着したからと、除去方法のお問い合わせが多くなるのが9月頃。

当サイトでも過去にご説明しましたが、レザーのカビは一度発生すると除却が困難。

表面を拭き取って解決したと思っても、繊維の中に生き残っているカビがあるので、表面に出てくるたびに拭き取ったりと根気がいります。

「じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。

一番はクローゼットから出して光の当たらない風通しのいい場所での陰干し。

レザーウエアのカビを少しでも防ぐには、梅雨時期の陰干し保管が大事。 結論からもうしあげますと、この方法がもっとも効果があります。

風に触れさせることで湿気の吸い込みを防ぎカビ発生の抑止になりますので、積極的に陰干しするように心がけましょう。

ただし光には注意。

革は使用する染料の関係上、日光の光はもちろん、蛍光灯などの室内灯下でも長時間放置しておくと日焼けする危険性があります。

またどうしても陰干しが出来ない時は、クローゼットに除湿剤を置いておくのもいいかも知れません。

また、陰干しにしてもクローゼット内の保管でもビニールカバーなどは湿気をため込みますのでそれらも厳禁です。

「なんだか面倒だな~」なんて思われるかもしれませんが、梅雨時期でけでも陰干しをしてあげる。

それだけでレザーのカビ防止はもちろん、長持の秘訣です。

私達と同じで、革も梅雨は大嫌い。是非、この時期だけでも陰干しするように心がけてください。

もう少し詳しく知りたい場合は、お電話やメールでもご相談はお受けしております。(ニチワレリュームHP

シーズンオフの革ジャンの保管方法

4月に入り毎年の事ですがこの時期になると、シーズンオフの保管方法や革のお手入れについてのお問い合わせを多くいただきます。

過去に当ブログ内でも革のクリーニング方法や革のタイプによって違いのあるお手入れ方法をお伝えしてきました。

そして、夏場着用しない時の保管方法も。

ここで改めておさらいです。

まずオフシーズンのレザーウエアの保管方法ですが、革はウール生地と違って虫が付く心配はありません。

その分怖いのは湿気によるカビと、日差しや室内灯による日焼け。
この二つに関しては気を付けなければなりません。

そこで対策方法。

室内の暗い個所で陰干しできれば一番なのですが、基本クローゼットで保管する方が多いかと思います。

その時、できればクローゼット内に除湿剤(革に触れるのは厳禁)を置き、肩から綿100%の布を掛けるのが効果的です。
(因みに私は古くなったTシャツを被せています。)

こうする事で、カビ防止はもちろん日焼けの防止にもなります。
また濃色レザーの表面の色が、隣に掛けた淡色レザーに付着してしまう様なトラブルを避ける効果もあります。

あと、ビニールを掛けるのは湿気をため込みますので厳禁です。もちろんビニールを掛けた衣類の隣に保管するのもNGです。

そしてもう一つ。
皆様のご意見を伺うと、革の保管時に防水スプレーを掛ける方が多いみたいですが、これはあまり意味のない物です。

防水スプレーは汚れの付着防止ですので、着用時に吹き付けた方が効果があります。

当ブログ内でも過去に保管方法はもちろん、防水スプレー、ミンクオイル、スエードやムートンといった起毛革等の手入れ方法等、詳しくご説明してきました。

詳しい内容は過去のブログをご覧いただければと思いますが、今回はレザーの保管方法を再確認してもらいたく書いてみました。

もし、ご自身のレザーお手入れ方法や保管方法が分からなかったら、お気軽に電話(番号末尾いいレザー)にご相談ください。