スタンド襟の革ジャンやレザージャケットの保管方法は

極寒の韓国から帰って来ました。

ソウルは滞在中雪も降り、本当に寒かったです。

寒さ以外の話しも書きたいところですが、ソウルでのことは次の機会にして、今回はお客様とお約束していた記事を投稿します。

1月末に当ブログのコメント欄に、お客様からのご質問を頂戴しました。

質問内容は、ライダース革ジャンをハンガー保管する場合、衿のジッパーを一番上まで上げるのと開くのとでは、どちらがいいかとのご質問。

正解は「どちらも正解!…」
なんて事を聞きたい訳ではないですよね。(すみません)

近年はライダースからコートに至るまで、スタンドタイプのレザーウエアがとても人気。
ニチワレリュームでも数々のスタンドタイプを扱っておりますが、出荷前に開いて保管しているアイテムと、立てている物とが存在します。

どちらの方法で保管するかは、それはそのレザーアイテムを着用時に衿を立てるか開くのか、どちらをメインとして想定しているかによって変わります。

例えばニチワレリューム定番人気である「1110012 ラムツインカラー
WEBのモデル写真をご確認いただければお分かり頂けるかもしれませんが、少し開いて着用されているのが分かるかと思います。

この様に衿を立てても着れますが、どちらかといえばデザイン上開いて着てほしい革ジャンは、原則衿を織りこんでの保管がオススメ。

ただしライダースの様に、本来立ち衿で着る商品に関しましては、やはり立てて保管された方がよろしいかと思います。

という事で、ご質問いただいたお客様のレザーを見ていなのでなんとも言えないのですが、ライダースですので衿を立てての保管が正解かと思います。

そんなレザーのスタンド衿ですが、一つだけ欠点があります。

それは革の性質上、布帛生地と違ってどうしても衿が上記の写真の様に「クシャッ」とした感じになってしまう事。

とくにラム革は柔らかさが魅力ではありますが、その分コシ感がない素材。
メンズ雑誌等でラム革のスタンド衿を着ているモデル写真のを見ても分かる様に、多少この様なヨレが発生します。

ですのでクローゼットで両サイドの衣類に挟まれての保管ですと、当然ですが衿がつぶれてしまいヨレが強くなります。

おそらくではありますが、ご質問のお客様もその辺りを心配しているのかと思われました。

そこで保管する際ですが、なるべく衿の形をキープする事をお勧めします。

方法としては衿の高さ×衿の周回より長めにカットした厚紙をまずは用意する。

それを衿の周回幅の箇所に対象の切り込みを入れて輪を作り、それを衿の内側差し込む。

これをするだけでも保管時の衿ヨレはかなり緩和されます。

またニチワレリュームの商品には、衿を立てて保管して欲しいデザインには、商品出荷時にプラカップを必ずお付けしていますので、それを捨てないで保管時にお使いただくのも効果があります。

ちゃんと収納したものの、それでも衿に強いヨレが出来た場合はプレスして修正するが方法があります。
その方法をちょうど一年ほど前のブログですが、投稿した記事も存在します。

実はこのご質問をいただく少し前ですが、当ブログに登場して下さった「ライターM」さんが衿ヨレの事に触れており、そのなかで一年前のプレス記事のリンクを張って下さっています。

もしよろしければ、そちらもご覧になって見ては如何でしょう。

ライターMさん2019/01/20の投稿記事は「こちら

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