暖冬シーズン 革ジャンの動きにも当然変化が

ソウルから帰って来ました。

前回滞在中の投稿でも書きましたが、この時期のソウルは気温マイナスが当たり前。
出張中も序盤はマイナス気温ではなかったですが、週中から徐々に寒くなりました。

この暖冬の影響で、アパレル業界全体の売る上げが厳しいとニュースでよく見かける方も多いと思います。

あるメーカーの方は、いつもならコートやダウンが売れる時期に、パーカーなど軽衣料ばかりが売れるので、その分単価が下がり売上も落ちていると嘆かれていました。

気温が売り上げに左右されるのはアパレル業界全体に言えることですが、当然ですが革ジャン業界も寒波か暖冬かで売上は大きく違ってきます。

実際、先日の大阪店舗にお越しいただいたお客様からも、「今シーズンまだ2回しかダウンを着ていない」なんて声も聞かれました。

そんな厳しい暖冬の今季は、ニチワレリュームになって早や7シーズン目。
復活を知らなかったニチワ時代のリピーター様はもちろん、新規のお客様も年々増えてきたこともあり、これまで毎年売れる枚数が増えていましたが、おかげ様で今季も昨年をやや上回るペースで在庫枚数が減っております。

それでもやはり暖冬シーズン 革ジャンの動きにも当然変化が見られます。

全体の中で一番動きのよかった商品は、メンズ&レデイース共にショート丈の革ジャンやレザージャケット。

通常シーズン初めや終わりに近づく春先にこれらのアイテムが動いて、12月~2月の間はレザーコートやレザーダウンが動くのですが、今年は最初から最後まで、革ジャンなどのショート丈が多く動きました。

毎年その年の動きを表にまとめたデータをもとに、各アイテムの生産数を決めるのですが、想像以上の動きで、年明けは例年よりもショート丈レザーが品薄となってしまいました。

それなら来年はショート丈の革ジャンやレザージャケットを多くすればいいかというと、なかなかそうもいきません。

ニチワレリュームではレザーコートやムートンも人気ですし、今年もそれなりの枚数が無くなっております。
更に言えば、来年寒波の可能性もゼロではありませんし、もしそうなればレザーコートの需要も増えるでしょう。

そこで今回、新たな企画の準備も含めつつ、バランスのいいアイテム構成を検討するべくソウルまでやって来ました。

旧正月明けという事もあって各提携工場ともバタバタ状態でしたが、それでも時間を割いて入念に打ち合わせをしたおかげで、今回の出張も十分実りある内容で終わらせることができました。

今回の出張で得た新しい革や色目、デザイン案といった日本に持ち帰った情報を入念に検討して、また3月にサンプルを作成のためにソウルに入る予定です。

次回のソウルでは東大門の革市場なども巡って、韓国の革ジャン事情もご紹介できればと思っています。

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