付属のテープを使えばとても簡単 レザーパンツの裾つめ方法

レザーパンツをご検討中のお客様から、裾つめについてご質問をいただく事がございます。

ニチワレリュームではレザーパンツの裾つめ方法として、旧ニチワ時代と同様、革用の裾つめテープをお付けして販売をしています。

裾つめテープにはもちろん説明書もついていますが、実は説明書が作られたのは20年以上も前の事。

「ボール紙を用意した方が簡単」と書かれていた物の、私達スタッフもボール紙を用意した事はなく、「それなら説明書自体を変更すべきでは」となり、昨年からは実際に私達スタッフがつめる方法を記載した、新しい説明書に変更をしました。

そこで今回は私達が実際に行なっている裾つめ方法を解説していきます。

準備する物
付属の裾つめテープ、油性マジック、ハサミ、定規

裾つめ方法

①まず試着の上、ご自身で裾を折り返して長さを決めたら、安全ピンやクリップなどで留めて下さい。

②パンツを裏返し、①で止めた長さの部分の長さの上下1.5㎝の都合3本の線を引いて下さい。

ポイント

長さを測るのは又下からでも裾からでも構いませんが、裾から測る場合は両足の長さが1~2㎝ズレ場合があります。
その場合は両方の平均の長さを採用するのがおすすめです。(例右9㎝左11㎝の場合は両方とも裾から10㎝等)

ただし3㎝以上のズレは測りミスの可能性がありますので、その場合はもう一度測り直すか、又下からの長さを採用して下さい

③一番下の線(実際の長さから1.5㎝裾よりに引いたライン)に沿ってハサミでカットして下さい。

ポイント

多少歪んでも折り返しになる部分ですので、気にする必要はありません。

③中央の線(実際の長さ位置)に沿って、裾寄りの方に両面テープを裏表貼り付けてください。

ポイント

テープを貼る時は無為合わせ部分を中心に沿えた方が後の作業が楽になります。また両サイドの余分テープもカットしましょう。

④中央の線に沿って裾部分を折り曲げて、裾の長さに沿って裏表ともテープを張り付けて下さい。

ポイント

両サイドとも中央の縫い合わせ部分を併せてますと、きれいに貼る事ができます。

⑤裏表のテープを貼り合わせますと、両恥のみ下記の様に折り返せていない状態となります。

⑥折り返せていない箇所の両脇を持ち、外側に引っ張る様にして張り合わせたら、裾部分をハサミの柄などで折り返し部全体を軽く叩いて接着したら完成です。

ポイント

両サイドを持ちましたら、なるべく一気に引っ張った方がきれいに貼れます。(多少の歪みは修正可能ですし、気にしなくても問題ないです)

以上レザーパンツの裾つめ方法となります。如何でしょうか。

「きれいに出来るかな?」「失敗が怖いな?」と思われるお客様もたまにいらっしゃいますが、少しくらいの歪みやズレなど、多少アバウトでも外見からは目立ちませんし、問題なく着用が可能です。

ただしカット位置だけは慎重に行って下さい。(一度切ると当然元に戻すことは不可能ですので…)

どうしてもご自身で出来ない場合はお預かりで修理対応として受け付けておりますが、私達もこの方法で行なっておりますし、往復の送料とお直し代(1,100円)が掛かりますので、ご自身でトライしてみる事をオススメしております。

またたまにですが、「糸で縫わないの」とのご質問をいただく場合がございますが、革は強度のある大き目の針を使用しますのと、素材の性質上一度針を通すと針穴が大きく残る理由から、その影響にて強度が弱くなったり再加工が出来なくなる可能性がございますので、基本テープでの修理を推奨しております。

一見難しそうではありますが、説明とおりに行なえば簡単な裾つめ方法です。

是非、レザーパンツご購入の時はトライしてみて下さい。

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