前回は、革の見た目の違いをご紹介しました。
今回は肌触りや厚さ硬さなど、実際に触ったり着たりしたときの感触について、
革の種類に触れながらご紹介します。
●革の肌触りで分かる質
上質な革は、肌触りがとてもなめらかです。
キメの細かさと比例しますので、キメが細かいほど肌触りの良さも感じられます。
また、肌触りが一番の特徴といわれるムートン生地は、
フェイクムートンなどを使用した製品だと少しチクチクした感触や蒸れるような着心地ですが、
上質な素材は柔らかな毛布に包まれたように心地のよい肌触りです。
肌触りに関しては質と比例することがほとんどなので、
上質といわれるものほど着心地の良い製品になっています。
ニチワレリューム製品は、主にオンラインで販売しているため、
ご購入の際に触れて頂くことができないことが多いです。
しかし素材の質感にはこだわりと自信をもって製作しており、
お手元に届いた際にはお客様からお褒めの言葉を多く頂いております。
ご購入前にご質問を頂ければスタッフが丁寧にお答え致しますので
お気軽にお問い合わせください。
●革の種類から質感を知る
デザインや用途によってさまざまな種類の革が使われていて、見た目や着心地もそれぞれです。
革の生産地やなめしなどの工程でもさらに違いが出てきますが、主な特徴をご紹介します。
例えばバイクやモータースポーツの際に着るライダースジャケットは、
転倒時に体を守ってくれるような厚手で丈夫な革(主に牛革や馬革)、
小物などで使用される革は、軽くて薄く、さらに鮮やかな色が出やすい革(主に豚革)など、
それぞれの場面で必要とされる=良いものとされる革があります。
一方で、牛革や馬革は重さや硬さが気になったり、豚革は毛穴が少し目立つなど、ちょっとした欠点も。
それでも、それぞれの革に良さがあり、どの革が優れている・劣っているということはありません。
自分の用途や着る・使う場面を知っておくとより選びやすくなります。
ニチワレリュームがレザージャケットを作る際には、
日常で気軽に着て頂けるように薄くて軽く肌触りの良い革ラム革を主に使用しています。
どんなに見た目が良くても「重いものは着たくない」というお客様がいらっしゃれば着て頂けません。
それではせっかく上質な革を使っても勿体ない。
ニチワレリュームでは、より心地良くファッションを楽しんで頂けることを大切に考えています。
衣服は肌に触れるもの。着たときの感触や肌触りにもこだわりたいですよね。
今回ご紹介した革の特徴などを少し参考にして、自分の好みに合った革を見つけて下さいね。