ムートンコートのお手入れと保管方法

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肌触りと上品な見た目が魅力で、特に女性に大人気のムートンコート
他のレザー製品同様、質をキープしたり長持ちをさせるには日ごろのお手入れが必要です。


しかしムートンコートは、ふんわりとした上質な生地やゴージャスなファーなど、お手入れが少し特別な印象がありますよね。今回は、そんなムートンコートのお手入れ法をご紹介します。お気に入りのムートンコートを正しくお手入れして、きれいに着続けられるようにしましょう。

 

ムートンのお手入れは内側と外側で異なる

ムートンコートは、ファーを使用した“裏地(内)側生地”と、起毛革の“外側生地”とは違ったお手入れ方法となります。

 

ムートンコート内側生地のお手入れ

ムートンの特徴や魅力の一つであるファーなどの裏地は、ふわふわでなめらかな肌触りはもちろん、暖かさを保ってくれる重要な生地です。長い間お手入れをせずに着ていると、ファーがペタンコになってしまったり、汗などで臭いや黄ばみなどが気になってしまうことも。

裏地のお手入れは、まず購入後にブラッシングをすることが大切です。
余分なファーを落として、衣服への付着を防ぎます。それからのお手入れも、主にブラッシングが中心。
ブラッシングの際は、他のレザー製品に使用するオイルやクリームは使用できませんので注意してください。スプレーや固形などの形態に関係なく、オイルを塗布することでファーがくたっと寝てしまい、質感が変わってしまいます。

 

ムートンコート外側生地(起毛革)のお手入れ

ムートンコートの外側生地は、“スエード”といわれる起毛革。靴などにもよく使われています。
起毛革のお手入れ記事でも紹介しましたが、こちらもブラッシングが中心のお手入れ。
普段使いや毛並みを整える用に毛やナイロンのブラシと、汚れ落とし用の天然ゴムブラシを使ってください。ファー同様、表の起毛革部分にもオイルやクリームは使えません。
汚れを付きにくくさせたり、防水性を高めたければ、革専用の防水スプレーがおすすめです。

 

お手入れのあと&保管方法は他のレザー製品と同じ

ムートンコートをお手入れしたあとは、他のレザー製品と同様に風通しのよい日陰できちんと乾燥させてください。また保管の際は、不織布カバーをかけ、通気性の良い場所を選んでください。

ムートンというだけでお手入れが難しい印象も受けますが、基本はブラッシングをしていれさえすれば十分。日常のお手入れ自体は簡単にできます。
むしろあまりお手入れをやり過ぎずに“ささっと”するのもポイント。
気軽にお手入れを楽しんでくださいね。

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