3月28日の当ブログで、新しい加工を試みている革の紹介をしました。
ヌバックスキンに洗い加工を施した後に、様々な処理をした革ジャンを企画中と書きましたが、やっと商品化が決まりました。
それが写真のレザーGジャン。
携帯での撮影ですので少し褪せた色目に見えますが、実際はもう少し濃いめのネービーカラー。
使用しているのはラムのヌバックスキン。
艶を抑えたマットタイプなので、本来はその高級感ある雰囲気を活かして作るのが普通なのですが、今回はそのセオリーを無視して加工をしたことで、とても魅力のある革に仕上がりました。
加工内容ですが、まず最初に強めの製品洗いをした後に熱処理を施したのですが、そのままですと革の油分が抜けきってパサついてしまい強度も弱くなるので、さらなる処理(企業秘密ですみません)をする事で完成した革となります。
そしてこの革でどんなデザインを作るか。
スタッフ一同悩んだ末に、3月にサンプルで作成したGジャンタイプのレザーに決定。
とても雰囲気ある革ですので、レザージャケットやライダースジャケットにしても面白かったのですが、目の前のサンプルの完成度が高かったものですから。
まあ、ひと目惚れって感じです。
強めの洗いでハードな凹凸感も魅力ですが、水洗いによる色のムラ、そして熱処理によって生まれる所どころ濃いめの艶など、とてもアンティツクレザーGジャンに仕上がっています。
また、自然素材の特徴を活かした処理ですので、一着一着の仕上がりにも差があることから、まさにオンリーワンのレザーGジャンといえるでしょう。
今年のニチワレリューム新作レザーコレクションは、他にも特徴のあるスタイルを多数ご用意していますが、そのなかでもとくに個性的なこのGジャン。
この秋注目のイチオシアイテムです。
サイズ展開はM~3Lサイズを予定。
少しだけ身頃にゆとりあるデザインですので、中に着る方はご自身の通常サイズ。
Tシャツの上からタイト目がお好みなら1サイズ下もオススメです。