外神田のレザーショップニチワ時代はレザー製品の殆どが中国生産でしたが、ニチワレリュームになってからは80%が韓国生産。
韓国は世界中の革が一番集まる国。とうぜん韓国の市場には、原皮や裏地にボタンといったアクセサリーがたくさん並びます。
私達も本生産では大手素材メーカーのアクセサリーや裏地を仕様しますが、サンプル作成の時は市場のご厄介になる事も。
東大門にあるレザー製品を扱う市場は夜9時過ぎから深夜にかけて賑わいますが、原皮や裏地といった素材を扱うところは日中も営業中。
私達も参考になる原皮はもちろん、アクセサリーを探したりと韓国に行く時は方々の市場を巡ります。
韓国の市場と言えば東大門と南大門が二大市場として有名ですが、それ以外にも大なり小なり市場がたくさん。
もちろんファッションだけでなく生鮮から乾物といった食材も豊富。そして市場には食べる楽しみも。
今回はレザーネタから外れますが、市場の美味しい食事をちょっとだけご紹介。
東大門と明洞を結んだ中間にある広蔵市場(カンジャンシジャン)はご存知でしょうか。
東京ドーム半個分くらいの敷地面積でしょうか?裏通りには綿や絹といった素材売り場が立ち並び、表通りは食材&食べ物屋がぎっしり。
とくに食べ物は安くて美味しい物が盛りだくさん。なかでもおすすめなのが韓国海苔巻のキムパッと緑豆で作ったチヂミ、ピンテッド。
ていうか必ず食べて欲しい。
「モニョキムパッ」というお店のキムパッは別名「麻薬のり巻き」
ちょっと怪しい名前ですが、意味はそれだけ病み付きになるということ。
このお店、市場内の食堂を中心とした場所に一店と生地問屋が立ち並ぶ裏通りに一店がありますが、比較的空いているのは目立たない生地問屋の方。
のり巻きの具材はニンジン、たくあん、ほうれん草のみといたってシンプル。
これにからしベースのソースをつけて食べるのですが、あまりの美味しさにかっぱえび煎のごとくとまらなくなります。
広蔵市場に行く機会がありましたら、是非お勧めのお店です。
ただし一つ注意が必要。
この店の人気にあやかって、周りのキムパッ屋も看板に「麻薬のり巻き」と書いて便乗しています。
元祖のお店は、裏通りは屋台の上の看板に書かれれている店の番号が「31」
食堂の中心にあるお店は、赤い看板におばさんと女の子の絵が書かれています。
次回もレザー情報から脱線して「広蔵市場グルメ」第二弾をご紹介します。