皮と革って?読み方は同じなのに違う理由とは

先日何の気なしにテレビをつけたら、読み方は同じなのにどちらを使ったらいいのか?という番組をやっていました。

例えば玉子と卵?や鑑賞と観賞?といった同じ読みの違いを一つ一つ解説。

そこで気になったのが卵と玉子。

回答としては卵は加工前、玉子は加工した物。
だから生卵は加工前だから卵。玉子焼きは加工した物だから玉子。

なるほどと思って見ていたのですが、考えてみたら卵と玉子って皮と革に似ている。

皮は動物や物の中身を包んでいるもの。
動物全般はもちろんですが、物だと栗の皮、餃子の皮等々。

そして革は毛や脂肪を取り除いて鞣し加工を施したもの。

なので卵と同じで加工しているかしていないか。

でもここで面白い事がひとつ。

この例えでいくとレザーウエアは殆ど全部が革になりますが、ニチワレリュームのアイテムで革ではなく皮を使うアイテムが一つあります。

それはムートン。

えっ!ムートンて加工していないの?との声が聞こえてきそうですが、実はそうではないんです。

基本的には加工前と加工後で字が違うのですが、実は毛や脂肪を取り除いて腐敗や硬化を防ぐために薬品処理したものを革と表記するとなっているんです。

なのでムートンは他のレザーと同じ様に腐敗や硬化を防ぐための鞣していますが、毛をそのまま残した素材なので例外的に皮になります。

以上、皮と革の違い。今回は商品のお話しじゃなくてちょっとしたこぼれ話しということで…

 

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