革ジャンやレザージャケットを汚れないようにするには

今のうちに冬用のレザーやムートンを買っておこうというお客様。そして早めに完売してしまう大きめサイズを購入されるお客様。
今からライダースを着て街に出たいお客様と、皆様早い段階からご検討いただいております。

そして毎年の事ですが、クローゼットの奥からそろそろかと革ジャンやレザージャケットを出されたお客様からのお問い合わせが多いのが、革ジャンのメンテナンスについて。

特にこの時期は汚れた相談よりも、汚さないようにする相談を多くいただきます。

汚さないようにする。これ本当に大事です。

過去ぼブログでも書いておりますが、ここでもう一度おさらいしましょう。

革汚れの一番の原因は油(脂含む)による汚れ。

身体から出る汗はもちろん、整髪料や化粧品等、油分を含んだ汚れが一番の大敵です。

「でも着るんだから多少は汗なんか付くよ」

そうですよね。
そんな時に一番効果的なお手入れ用品。それは革用の「防水スプレー

着用前に防水スプレーをすることで表面に付着した油が浮いた状態となり、ご帰宅時に乾いたタオルなどで乾拭きして表面の油を飛ばすことで汚れを防止することが出来ます。

防水スプレーが効果的なのは分かったけど、どれくらいの頻度で使用すればいいの?」

この様なご質問も多くいただきます。

防水スプレーは持続性がありませんので本来は着用の度に吹き付けることがいいのですが、それではあっという間にスプレーがなくなってしまいます。

なので全体には2~3週に一度吹き付け、着用前には首回りと袖口のみ吹き付けるのがお勧めです。

白いワイシャツもそうですが、油分が付着して黒く汚れるのは首回りと袖口で、胸やお腹には食べ物をはねさせたりしなければ汚れは付きませんよね。

革ジャンやレザージャケットもまったく同じです。
ですので汚れたらどうしようではなく、汚れないようにする。
エイジングレザーのようにその汚れを風合いにしてオイル等で渋みを出していく革ジャンやレザージャケットもありますが、購入時のクオリティを維持したり、スエードやヌバック等の起毛革やムートンといったオイルケアのできないアイテムなどは、革用の防水スプレーを使用するようにしてください。

ただし防水スプレーを使用したからといって汚れない訳ではなく、防水スプレーを使用しても経年による汚れは避けることは出来ません。

それでも防水スプレーを小まめにやるのとやらないのでは、5年後、10年後の革ジャンのクオリティがあきらかに違ってきます。

汚れ付着防止の革用防水スプレー。
クローゼットから出してきた革ジャンやレザージャケットを出したなら、是非お出かけ前に「シュッ」と吹き付けて下さい。

ただし掛け過ぎはシミになる可能性があるので厳禁です。
必ず屋外で20~30㎝離して軽く吹き付けて下さい。それだけでも十分効果的です。

話しを少しだけ冒頭に戻しましょう。

ここ最近の売れている革ジャンやレザージャケットはアンティックが人気ですが、ここ数日アンテイック以外のアイテムで凄くご注文が集中している革ジャンがあります。

それは「1110044 ゴートヌバックフーテッド
今年の注目のボルドー色とダークネービー色のどちらも同じくらい人気。

袖と裾のニット、ジッパーテープ、フード内側の裏地と、渋みのあるグレーカラーを使用して配色にした、ちょっと大人な山羊革のレザーブルゾンです。

こちらはヌバックスキンを使用していますので、まさに防水スプレーがお勧め。

ご一緒に検討してみては如何でしょう。

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