こんな夏の時期になんですが、今週はメンズレザーダウンジャケットを紹介しちゃいます。
実は去年、早い段階で完売したレザーダウンジャケットで、「1120039 レッキスファーダウンジャケット」という商品がありました。
ニチワレリュームのラインナップの中でも、正直プライスはややお高め。
衿にレッキスファーをあしらい、フロント内側にチェックの布帛生地を配するなど、その分様々なディテールにも拘ったスタイルでしたが、その完成度の高さから瞬く間に人気に。
完売後の年明けも、何度もお問い合わせをいただいたのですが、残念ながらその段階では時すでに遅し。
本当なら追加生産したいところだったのですが、ここがニチワレリュームの弱点。
品質管理のため大量生産を行なわない方針を貫き、年明けの追加は断念しておりました。
そこで今回、新たなデザインで同タイプのレザーダウンジャケットを用意しようと、出来上がったサンプルが写真のレザーダウンジャケット。
今回は、衿のレッキスをニットに変更し、胸のファスナーポケットも取り除いたミニマルなスタイルに生まれ変わりました。
そう、今回はとことんミニマルに徹しました。その理由は素材カラーを活かしたいから。
今回、コロナウイルスの影響もあり、なかなか革の手配が順調とはいかないなか、イタリアの鞣しファクトリー解禁後、一番最初にオーダしたのが今回の革でした。
時間の影響から、革の鞣しは一発勝負。
当初は昨年と同様の色目でのオーダーでしたが、イタリアのタンナーからは去年より濃くなったので、もう一度作り直すとの連絡が。
本来なら作り直しも当然のエラーなのですが、コロナで大変な状況下、これまでの付き合いからどこよりもニチワを優先して染めてくれた革なので、一度色目を確認してから、染め直すかを検討することに。
その結果、誰もが「こっちの色目の方がいいんじゃない?」となって、急遽採用した革でレザーダウンジャケットを仕上げることに。
そこで濃いめネービーを際立たせるべく、まず取り外し可能のインナーニットを同系色に。
他品番では遊びを入れる裏地パイピングの配色もあえてなくし、ポケットファスナーも同色の止水タイプにすることで、とことんミニマルに作りこみました。
更にファスナー引手のみ光らせることで、ちょとしたさりげな感も演出。
とても高級感のあるメンズレザーダウンジャケットです。
背面はスナップ留め付のサイドベンツ仕上げで、真冬のジャケット代わりも使えるレザーダウンジャケット。
残念ながら今年も数量限定ですので、是非お早めの時期にご検討下さい。