2017年 7月 の投稿一覧

ハイクラスのライダースジャケットを作ってみました。

先日のお昼どき、事務所近くの某大手お弁当屋さんの「のり弁60円引き」張り紙につられて入店。

さっそくのり弁を注文すると「かしこまりました350円になります。」と言われて「えっ?」

定価350円なので60円引きで290円のはずでは?と店員さんに尋ねると、「キャンペーンは11時からです。」と笑顔でご返答。

現在時刻を見ると10時50分。

結局その場で10分待つ勇気もなく、店員さんの笑顔にも負けて350円支払う。

けしてお弁当屋さんの文句ではございません。
10分前に入店した自分の間の悪さに笑ってしまったのと、店員さんの満面の笑みに何も言えなかったというお話しです。

店を出てのり弁袋をぶら下げながら、どの商売でも笑顔が大事だなと感じつつ、私達も店舗はもちろん顔の見えない電話注文でも笑顔を絶やさない様にしなければと再認識した次第です。

という事で今回は笑顔で新作商品をご紹介。

写真の商品はダブルの身頃に、衿をスタンド仕様にした今季の新作ライダースジャケット。

上質ラムのベジタブルスキン使いは、見た目ハードながらラム革特有の柔らかさと滑らかなさわり心地が秀逸な革ジャン。

なかでもこのライダースジャケットの特徴はファスナー。

あえて光沢の強いファスナーを使う事で、無骨なイメージの黒ライダースにメリハリがうまれ、若い方はもちろん大人でも楽しめるハイクラスな印象のライダースジャケットになりました。

実はこのファスナー、通常アパレルに使われるファスナー相場の8倍も高く、一度は使用をあきらめかけたのですが、工場側からこのファスナーを使用しないとこのライダースジャケットは意味がない。ファスナー代は工場持ちで構わないから、このままで生産させてほしいとなって、今回商品化が実現しました。

この工場、旧ニチワ時代から縫製はもちろん、製品管理もトップクラスで、名前は言えませんが10~20万円代でレザーを販売する国内外の有名ブランド商品も数多く縫製している工場。
故に縫製代などは他工場に比べてもその分割高。

その工場がファスナー代を持つからと言ってきたのも初めての出来事でした。

それだけ気合の入ったライダースジャケットですが、残念なことがひとつ。

予定枚数分のファスナー手配が難しいため、どうしても減産を余儀なくされそうな状況です。

ニチワレリュームではクオリティ維持の為に、元々一型の生産数は多くありませんが、今回紹介するライダースジャケットは特に少ない生産数での販売となります事をご了承くださいませ。

尚、サイズ展開はM~LLの3サイズを展開予定。販売時期がきましたら、ニチワレリュームのHPにて掲載します。

笑顔でブログを書いていたら、斜め向かいの席にいるTAJIと目が合いました。

どうしよう、PCに向かってニヤついている私をけげんそうな顔で見ている。

いつから見られていたのか?
多分、暑さにやられたのかと思われている。

仕方ない後で言い訳しよう。

革の表面が白い これってカビ?

4週間前のブログを閲覧下さったお客様から、タイトルそのまんまのご質問をいただきました。

ブログを読んで、陰干ししようとクローゼットから革ジャンを出したら、表面がすでに白かったらしく、ニチワ製品ではないけど対処方を教えて下さいと。

えっ、ニチワレリュームの商品じゃないの?
な~んて。

全然オッケーです。

レザーのご質問でしたら他社製品だろうが関係ありません。
メールでもお電話でも革のことでしたらニチワレリュームまでご質問ください。

今回のご質問は写真をメールして下さったので、まずは送っていただいた革ジャンの写真を確認。

その後、お客様にあるテストをおこなっていただきました結果、革の表面に付着した白い物体はカビではなく、スピューという革独特の油が浮き出たものでした。

「スピュー?」

急に言われても分からないですよね。

スピューとは大きく分けてファットスピューとソルトスピューがあります。

革は鞣しの段階で素材その物が腐らない様、一度皮に含まれる動物の脂肪分を全て抜き出します。
脂肪を取り除くと皮がカサつきますので、その後、脂肪の代わりに加脂剤という人工油を含ませます。

ところが鞣し後、完全に除去できなかった脂肪や代わりに加えた加脂剤が毛穴を通して革の表面に白く浮き出てくることがあります。

これがいわゆる「ファットスピュー」です。

そして動物の革を鞣し工場に移動する時に、皮が腐らない様に原皮を塩漬けにしてから運びます。
塩は皮を鞣す前に全て洗い落とすのですが、完全に落とし切れない塩が製品になってから表面に浮き出てq白くなる事があります。
これが「ソルトスピュー」です。

ソルトスピューは完全に落とさずに鞣した革ですので革としては不良品になります。

しかしファットスピューは個体差のある動物の革ゆえ、製品によってはどうしても浮き出てくる物が存在します。

革のカバンや革財布などでは、新品時にこの表面浮いた脂も特徴にして販売する物もありますが、レザーウェアではなかなかそうはいきません。

ただ、カビと違ってスピューは乾いたタオルで乾拭きをすれば取り除けますので心配する必要はありません。

今回ご質問いただいたお客様の革ジャンが、テスト結果でスピューと判明したと書きましたが、スピューかどうかの見分け方として、ドライヤーなどで熱風を吹き付けつける方法があります。

こうする事で、表面の白い物が熱風で溶けたらファットスピューだという事が分かります。

例をあげるなら、冷めたすき焼きや豚角煮の表面に固まった白い脂が、温め直すことで溶けるのと同じといったらいいのでしょうか。

ですので、ファットスピューでしたら温めた瞬間にタオルで拭き取れば問題ありません。

ただし表面を拭き取ったとしても、繊維の内側に残っている脂が再度浮き出てくる事もありますので、カビ同様に根気が必要なケースもあります。

また至近距離で熱風を長時間当てますと、革事態にダメージを与える危険性もありますので、当てる時は20~30㎝程度離して、なるべく短時間で処理するように心がけてください。

それでも取れない場合はカビの可能性も考えられます。

今回ご質問の方はファットスピューでしたのでドライヤーの熱風で解決ができました。

皆さんもレザーウェアをクロゼットから出した時に「あれっ?カビか」と思ったら、一度試してみては如何でしょう。

ニチワレザーがファッションショーに参加しました。

7月9日の日曜日は2つのイベントに行って来ました。

昼はニチワレリューム初参加、リアフールコレクション主催のファッションショーに。

ショーに参加するブランドは10社前後で、ニチワレリュームもライダースを中心にレザーを出品。

男女10名のモデルさんがニチワレリュームのレザーを着て次々に登場されるのですが、最後に全員横一列に並んだ姿はまさに圧巻でした。

そして夕方からはニチワレリュームの女性スタッフTSUBOの結婚パーティー。

旦那さんはデザイン関係の仕事をされていて、実はニチワレリュームのロゴも彼のデザイン。
数年前から交流させていただいてますが、スニーカーとスターウォーズとB級グルメに目がなく、そして毎日サングラスと帽子とお酒が欠かせないお方。

当日2人のお祝いはもちろんですが、集まった旧ニチワ時代のスタッフやアルバイトさんとの交流もあり楽しいパーティーでした。

そして週明けからは今季のレザーカタログ作成のお仕事。

日々スタッフ全員で、撮影サンプルの仕分けやその他撮影の準備に追われております。

カタログ撮影は8月頭を予定。
去年まではメンズ1名、レディス2名で撮影しておりましたが、今年はメンズも2名体制でも撮影が決定。

撮影終了後に、新作のレザージャケットや革ジャンをどしどし紹介していきますので、新作レザーの紹介はもう少しお持ちくださいませ。

ファッションショーの写真も上がり次第紹介していきます。

オンもオフも楽しめる定番のラム革レザーコート

だいぶ前の話しになりますが、国内の老舗生地メーカーさんとの打ち合わせの後、スタッフ全員でとあるお店でランチして帰りました。

そのお店の名は「栄屋ミルクホール」

昭和20年創業で、もとは看板のとおり牛乳、そして夏はかき氷に冬はお汁粉などもあった軽食喫茶。
それが今ではラーメンとカレーがメインの東京神田界隈では知る人ぞ知る有名店。

味は一言で言うなら昭和の味。
海の家に出てくる様な懐かしい味です。

味もそうですが、店内に一歩足を踏み入れると昭和の時代にタイムスリップした感じで、なんだかホッとする感じになりました。

こだわりのラーメンやカレーの専門店が多い平成の世の中、たまには昭和に帰ってみるのもいいかもしれません。

ホッとする繋がりといえばちょっと強引ですが、レザーでも昔から人気の定番品はたくさんあります。

中でもニチワレリュームが一押しする定番が「1410005 ツートンスタンド

イタリア鞣しの高級ラム革を使用し、衿から前立て裏を濃茶色で配色を施したツートンのレザーコート。

実はこの商品、外神田にあった旧ニチワ時代からの定番商品。

デザインや素材使いに拘ったレザーが多い中、こちらの商品は豊富なポケットに中綿入り、そしてフロントファスナー使い等、機能性や防寒対策を重視した定番コート。

まさにホッとする味。
じゃなくて、一着あれば万能なレザーコートに仕上がっています。

この他にも革ジャンやレザージャケット、そしてレザーベストといった定番商品もご用意してますが、そのどれもが共通して売り上げ1位を獲得した事はありません。

なぜなら弊社はリピーターのお客様が多いため、その年の新デザインが売り上げ一位を獲得するからです。

一位を獲得できない定番デザインですが、それでも売り上げの上位には必ずランクインするのも定番系の特徴。

それだけ飽きられないデザインという事とでもあります。

見た目の変わらない定番レザーですが、毎年少しずつパターン修正を加えおりますので、けして古びた感じではないレザーに仕上がっています。

通勤はもちろん、プライベートでも楽しめるレザーハーフコート。

今年の冬辺り、そろそろ定番の買い替えなんて如何でしょう。

冬までまだ時間はありますが、今のうちからニチワレリュームHPにて下見して下さいね。