今年のレザーは素材の加工に注目! 

現在、来期の企画用にイタリータンナーに革を注文中。

定番の表革に起毛革、人気のベジタブルやアンティックと、様々な色などで依頼している中、ただいまテスト中の革をひとつご紹介。

写真の革は、ヌバックスキンに複数の処理をプラスして仕上げたの物ですが、とりあえずその行程については企業秘密(笑…)

企業秘密は言いすぎですが、この仕上げにするために何通りものテストをおこなってできた革。

表面の凸凹感が激しいですが、とても表情のある雰囲気のいい革に仕上がりました。

この原皮、正直高いです。

テスト開始時は、ダメージスキン仕上げだからもう少しランク落ちの革でもいいのでは?との意見もありました。

そして様々なランクの革でもテストをしてみましたが、ハッキリ分かった事は、ここまでの雰囲気に仕上げるにはそれなりのクラスの革が必要だって事。

問題は苦労して出来上がった革を使って、なにを企画するかです。

今のところ4~5スタイルですがレザーブルゾン系のサンプルで作成予定。

その中から1~2スタイルに絞り込んで、細部の微調整を施しながら新商品のレザーウェアを作る予定です。

この革とても味のあるのでもっと増やしたいのですが、鞣しの工程が倍の日数掛かる事、そして革のロスが多くかなりの技術も要するので、どうしても生産数が限られてしまいます。

安く大量生産できる革ではないので型数は絞られますが、その分魅力的なこの革に相応しいスタイルを御提案出来事を目指しています。

正式発表までもう暫くお持ちくださいませ。

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