2021新シーズン 新作レザージャケットの企画真っ最中

4月に入り一週間が経ちました。

2020-2021年シーズンも3月で終了し、4月から新しいシーズンに突入します。

と言ってもこれからの時期、レザージャケット等の革製品はオフシーズン。本格的な9月以降に向けて現在は企画作業に追われています。

先日半導体工場の火災により、半導体不足が深刻になるとのニュースを見ました。

スマホやテレビゲーム関係等、半導体を必要とする様々製品の納期遅延が発生し、中でも車の納期遅延が人気車種によっては半年以上と、ただでさえ世界的に不足している状況での火災ですから、メーカーにとっては本当に深刻な事です。

せっかく車を契約したのに半年以上のおあずけや、今すぐ遊びたいのにゲーム機が手に入らなかったりと、まさに半導体不足が消費者にも大きく影響していますので、一日も早い工場復旧が待ち望まれます。

私達が扱っているレザージャケットは、半導体とは関係のないの製品ですが、私達の工場もいつこの様なトラブルが起きないとは言えません。

これまで提携工場や管理工場での火災等はありませんが、機械の故障や革の出来具合等、レザージャケットの生産にもトラブルは付き物です。

またレザージャケットには、車やゲーム機と違って絶対に起きてはならない問題があります。それは生産の遅延。

仮に車やゲーム機の販売が3ヶ月遅れたとしても、欲しい人は待ってくれるかもしてません。

でもレザージャケット等季節に関係する製品は、発売が3ヶ月遅れたとしたら「もう今年はいいや」となって、お客様が購入を諦めてしまいます。

ニチワレリュームではそうならない為にも、革の仕込みから生産まで、毎年早め早めの進行して作業を行ない、そうすることで発売時期を極力遅らせない様にしています。

またこれら作業を早める事で納期遅延を守る以外に、もう一つ大きなメリットがあります。それは閑散期に裁断&縫製をおこなう事。

ニチワレリュームの提携工場は海外数ブランドの生産も行なっており、レザージャケット限っては6~7月が生産のピークとなります。

工場が忙しくなれば当然人手も足りなくなり、人員補強にて工賃が高くなる反面、大勢で作れば作る程製品クオリティにバラつきが生じます。

そこでニチワレリュームでは定番品を4月、本生産は5月中旬から生産準備に入ります。更にニチワレリュームでは工場のラインチームではなく、サンプルチームに縫製を依頼しています。

因みにサンプルチープとは少数の精鋭部隊。各ブランドへのプレゼン用見本を作るチームで、ライン生産から移動してきた腕のいい職人のみが入れるチームでもあります。

実は6月以降に比べ、工場の4~5月は閑散期となりますので、結果サンプルチームに、しかもコストを抑えて作ることが可能となります。

こうする事で納期を守りつつ、上質な素材を低価格にて提供できるシステムがニチワレリュームの強み。と言いますか、これが旧ニチワ時代からの伝統なのです。

昨年、今年と現地入りできず、何かと大変な状況ではありますが、今年もお客様に喜んでいただける様なレザージャケットを目指して日々頑張っておりますので、是非秋の新作を楽しみにして下さい。

※連日企画で頭いっぱいで、なんか纏まりのない投稿になっちゃいました。

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