テーマは“ツヤ消し” マットな質感にこそ生きる大人の遊び心

この冬、ニチワレリュームからの新しい提案は「マットレザー」。
あえてツヤをおさえた質感は、これまでにない新鮮さ。
つい誰かに語りたくなる細部のこだわりとあわせて、個性的なスタイルをお届けします。
最高級の革と熟練の技術で仕立てるレザージャケットに新たな表情。
独特の風合いと控えめな光沢が魅力のマットレザー。
ここでは、上質感溢れる素材を更に格上げするディテールの数々を含め、各スタイル別にご紹介をします。

マット革×光沢ジップのコントラスト

1110066ラムデュポンスタンド

素材を存分に活かしたレザージャケットをつくりたい。そんな思いと大人目線をしっかり意識して上品に仕上げのライダースは、そのディテールも特徴的。ポケット入口にはスエードレザーを使用。光沢ジップ効果によるマットレザーのコントラスト効果も相まって、ちょっと他とは違う都会的なレザージャケットに仕上がりました。ブラック&ネービー共にボルドーの裏地パイピングにするなど、遊び心をプラスしながら、さり気ない雰囲気の大人ファッションを実現しました。

・色ブラック/ネービー

マットレザージャケット

高級感漂う一枚仕立て風

1110067ラムボンディングパーカ

薄手でのマット素材ときたら、やはりパーカタイプのレザージャケットも外せない。ぱっと羽織れる着やすさを宿した大人フーディなら、様々なカジュアルシーンにマッチしてくれます。着心地にもこだわりながら、本体裏地にはボンディング素材を使用。フーディ部分の断ち切り効果もあり、一枚仕立ての様なレザージャケットに仕上がっています。本体ネービーを際立たす光沢ジップも、ワンランク上の着こなしを手助けします

・色ネービー

レザーパーカー

余裕を感じるゆったりシルエット

1110068ラムハリントンジャケット

どんなスタイルでも応用可能なマットレザーなら、革ジャンスタイルのレザージャケットだってアリだと思う。そんなアイデアから誕生したのがこのスタイル。裾のシャーリングを軽めに施すことでリラックスしたシルエットを実現したレザージャケットなら、秋口や春先に軽く羽織るのはもちろん、厚手インナーと組み合わせれば、真冬の防寒着としても活躍してくれます。渋い男を演出してくれるハリントンスタイルに、シックなマットブラックの表情からチラ見せする、赤いタータンチェックの裏地も個性的な、男心を擽るレザージャケットです。

・色ブラック

ラムハリントンジャケット

デイリーに使える軽快さ

1310044ラムデュポンテーラード

ショート丈以外のレザージャケットで外せないスタイルといえば、もちろんテーラード。マットに仕上げたラム革を裁ち切りにすることで、革のハードさを軽減。身頃両サイドの縦に入ったカットラインも、見た目のシャープさを引き立たせるなど、まさに男が惚れ込む魅力が凝縮されたレザージャケットに仕上がっています。ゴルフやパーティシーンはもちろん、オンタイムでも活躍してくれるテーラードタイプのレザージャケットは、一着あれば秋冬のマストアイテムになること間違いなし。ブラックにはレッド、ネービーにはオレンジの裏地パイピングを使用した色使いも個性的なレザージャケットです。

・色ブラック/ネイビー

ラムデュポンテーラードジャケット

上品なベストを幅広く着こなす

ツヤを抑えた柔らかな表情のマットレザーなら、ベストという選択肢も当然アリ。素材自体が主張しすぎない雰囲気だから、アウターとしても、ジャケットのインナーとしても◎。白シャツの上から羽織るだけで小粋な着こなしをサポート。主張を抑えたマット素材だから、どんなジャケットにもマッチするのはもちろん、同じ素材のレザージャケット、ラムデュポンテーラードを組み合わせたセットアップもオススメの着方。ちょっとした小物使い感覚で楽しんでいただけるレザーベストに仕上げました。さりげない裏地のパイピングもお洒落ポイントです。

・色ネイビー

マットレザーベスト

マットレザー誕生秘話

「あれ、こんな革あったの?」イタリアのタンナーから取り寄せた革見本の中から、スタッフが見つけた一枚のラムスキン、それがマットレザー。 ニチワレリュームでは毎年イタリアから革の見本を取り寄せるのですが、こちらからの依頼やタンナーから提案された素材も含め、その種類たるや150〜200種類。その中に、ブラックとネービーで一枚ずつ存在していたマットレザーでしたが、革の薄さから、他の革に埋もれてしまい、企画当初はこの革の存在自体に気が付かず、全くのノーマークスキンでした。
近年、マット系のレザーは世界的に人気で、特にヨーロッパやアメリカでは早い段階から取り入れられてはいましたが、日本国内ではマットスキンがそこまで市場に出回ってはいませんでした。
そこで私達も、是非マットレザーを取り入れてレザージャケットをつくりたいとの思いから、イタリアのタンナーにサンプル素材を発注。タンナーもそれならいいのがあると揃えてくれていながら、つい見落としていたのが今回のラムスキンでした。
そんなお互いの希望から誕生したマットレザーのコレクション。実はこのレザージャケットを日本に送る時、たまたま居合わせた某有名ブランドのプランニングデザイナーの方がこのレザージャケットを見て、「是非、自社ブランドでもこのレザージャケットを商品化したいので、ニチワレリュームに確認をして欲しい」と、後に提携ファクトリーから連絡を頂きました。
サンプルとはいえ、ニチワレリュームのレザージャケットを気に入って頂けたのですから、もちろん嫌とは言いません。もちろんブランドは販売価格が高くなりますので、多少スタイルを変更したレザージャケットの商品化が決まったそうです。
光沢を抑えた表情が魅力的なマットレザー、日本ではまだなじみの薄いラムスキンですが、是非この機会にお好きなレザージャケットをチョイスして、独特のタッチと軽やかな風合いをお楽しみいただければと思います。